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半導体や医薬品、精密機器、宇宙分野などの製造現場では、クリーンルームで使用する資材の品質が製品の信頼性に直結します。クリーンスーツや手袋、シューズ、クロス、キャリアケースといった資材は、現場を清浄に保つために不可欠ですが、その資材自体が汚染源となってしまうこともあります。では、クリーンルームで安心して使える資材とは、どのように管理されたものなのでしょうか。本記事では、一般的な資材管理の考え方を整理したうえで、テクノクリーンでの取り組みをご紹介します。
【資材管理の重要性】
クリーンルーム資材は、作業者と製品をつなぐ橋渡しの役割を果たしています。作業服が毛髪やホコリを持ち込んだり、手袋が微生物を媒介したりすれば、最終製品に影響が及びます。そのため、資材の清浄度を維持することは製造工程における最優先課題の一つです。
【一般的な課題】
資材を管理するうえでよくある課題には次のようなものがあります。
・洗浄後に十分な清浄度が得られていない
・乾燥中に再びホコリや毛髪が付着する
・保管や輸送中に異物が混入する
・履歴が不明確で監査対応が難しい
こうした課題を解決できなければ、資材の品質保証は不十分です。
【清浄度を保つための仕組み】
クリーンルームで安心して使える資材を実現するには、工程ごとに再汚染を防ぐ仕組みを組み合わせることが必要です。
・超純水洗浄で粒子や有機物を徹底的に除去
・バリア型洗濯機による一方向管理で汚染側と清浄側を分離
・クラス100クリーンルームでのHEPAフィルタ乾燥
・毛髪・異物検査で最終確認
・真空包装で輸送や保管中の再汚染を防止
・バーコード管理で履歴を追跡
これらの仕組みを通じて、資材は清浄な状態で現場に届けられます。
【超純水の役割】
最大18.2MΩ級の超純水は、一般的な純水や水道水よりもはるかに高いレベルの清浄度を実現します。繊維に入り込んだ微細な粒子や有機物を徹底的に洗い流し、資材を新品同様の状態に戻すことができます。特に半導体や医薬品の製造現場では、この水質管理が重要な意味を持ちます。
【乾燥と清浄環境】
洗浄後の資材を乾燥させる際には、HEPAフィルタを通した清浄な空気を用います。これにより、乾燥中に再汚染が起こるリスクを排除できます。さらに、低温・大風量で効率的に乾燥できるため、資材を傷めずに処理可能です。
【検査と包装】
乾燥後の資材は毛髪・異物検査を受け、基準を満たしたものだけが出荷されます。そのうえで真空包装を行うことで、輸送や保管中に異物が付着することを防ぎます。現場で開封した瞬間に使用可能な状態を維持できる点が、大きな安心材料となります。
【履歴管理の重要性】
資材の品質保証には、履歴の透明性も欠かせません。バーコードによる一元管理によって、洗浄、乾燥、検査、包装までの履歴が明確に記録されます。これにより監査や顧客からの問い合わせにも迅速に対応でき、信頼性の高い品質保証体制を確立できます。
【テクノクリーンでの対応】
テクノクリーンでは、クリーンルームで安心して使える資材を提供するために、以下の取り組みを徹底しています。
・最大18.2MΩ級の超純水による洗浄
・バリア型洗濯機による一方向管理
・クラス100クリーンルーム内でのHEPAフィルタ乾燥
・毛髪・異物検査による最終確認
・真空包装による清浄度維持
・バーコード管理による履歴追跡
これらを組み合わせることで、資材は現場で開封した瞬間から安心して使える品質が保証されています。
【まとめ】
クリーンルームで安心して使える資材とは、単に洗浄された資材ではなく、洗浄から乾燥、検査、包装、履歴管理までの一連の仕組みで保証された資材のことです。テクノクリーンはこれらを徹底的に実施することで、半導体、医薬品、精密機器、宇宙分野の厳しい基準に応える品質保証を実現しています。現場が安心して選べる資材管理体制こそが、品質を守る鍵となります。
◆お問い合わせ先
テクノクリーン株式会社
〒407-0001 山梨県韮崎市藤井町駒井1438-1
TEL:0551-30-2525
FAX:0551-30-2526
ホームページ:http://technoclean.jp/
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テクノクリーン 株式会社 (てくのくりーん) |
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| 電話番号 | 0551-30-2525 | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
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