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蒸気滅菌とは
• 原理:飽和水蒸気(通常121℃以上)を密閉容器内に充満させ、一定時間加熱することで、細菌・ウイルス・真菌・芽胞などを死滅させる
• 代表的な装置:オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)
• 標準条件:
121℃で15〜20分(一般的な医療器具)
134℃で3〜5分(高速滅菌や耐熱性の高い器具)
特徴とメリット
• 高い殺菌力:芽胞(耐性の高い微生物)も死滅可能
• 薬剤不要:化学薬品を使わず、残留物がない
• 環境負荷が低い:水と熱のみで処理できる
• コスト効率が良い:繰り返し使用可能な器具に最適
【 注意点】
•耐熱性が必要:プラスチックや電子部品など、熱に弱い素材は不向き
• 乾燥工程が必要:滅菌後に水分が残るため、乾燥処理が必要
• 包装材の選定:蒸気透過性と耐熱性を持つ滅菌用パックが必要
☢️「ガンマ滅菌(γ線滅菌)」とは、放射線(ガンマ線)を用いて微生物や菌を死滅させる滅菌方法です。医療機器、医薬品包装材、クリーンルーム用品など、高い清浄度と非加熱処理が求められる製品に広く使われています。
ガンマ滅菌の基本概要
• 原理:コバルト60(Co-60)などの放射性同位体から放出されるガンマ線が、微生物のDNAを破壊し、増殖・生存能力を失わせる
• 温度条件:常温で処理可能(熱に弱い素材にも適用可能)
• 透過性:包装材ごと滅菌できる(真空包装や密封状態でも処理可能)
ガンマ滅菌のメリット
• 非加熱処理:熱に弱いプラスチックやゴム製品にも対応
• 包装後滅菌が可能:製品を密封したまま滅菌でき、再汚染リスクが低い
• 高い殺菌力:芽胞や耐性菌にも有効
• 大量処理が可能:工業的なスケールで一括滅菌が可能
⚠️ 注意点・制約
• 素材劣化の可能性:長期的な照射で一部素材が脆化・変色することがある
• 放射線管理が必要:専用施設・安全管理体制が不可欠
• コストと設備:導入には高額な設備投資と法令遵守が必要
🧼 クリーンルーム関連での活用例
• クリーンスーツ・グローブ・マスク・シューズカバー
• 医療用包装材・滅菌パック
• 精密部品の無菌輸送用容器
• 医薬品製造ラインの消耗品
◆お問い合わせ先
テクノクリーン株式会社
〒407-0001 山梨県韮崎市藤井町駒井1438-1
TEL:0551-30-2525
FAX:0551-30-2526
ホームページ:http://technoclean.jp/
| 会社名 |
テクノクリーン 株式会社 (てくのくりーん) |
エミダス会員番号 | 107348 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 山梨県 韮崎市 |
| 電話番号 | 0551-30-2525 | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
| 資本金 | 3,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 60人 | 担当者 | 望月 敏光 |
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