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■ 加工品質を左右する「治具」の重要性
アルミダイカスト製品は、寸法精度や形状安定性において優れており、自動車・家電・機械部品など幅広い分野で使用されています。ただし、量産を前提とするダイカスト製品の切削加工では、「いかに早く・正確に・安定して加工できるか」が製品品質や納期に直結します。このとき、大きな役割を果たすのが「治具(ジグ)」です。部品の固定、位置決め、加工効率の向上など、すべての基本となるこの治具の精度と設計思想が、加工全体の優劣を決定づけると言っても過言ではありません。
■ 自社内で治具を設計・製造することの利点
多くの加工メーカーでは、治具の設計や製造を外注しているケースが一般的です。しかし、当社のように治具設計を内製化している企業では、次のような強みを発揮できます。
・設計段階から加工工程を見据えた治具設計が可能
・試作段階からの短納期対応が可能
・加工中の不具合やバラつきに即応し、改良・変更が柔軟
・製品の形状や材質に応じた“最適な固定方法”の選定が可能
とくに異形状や複雑形状のダイカスト部品では、標準治具では対応しきれないケースが多く、自社設計による専用治具が不可欠となります。
■ 治具設計から見た加工現場の対応力
例えば、アルミADC材のようなダイカスト素材は、寸法公差が厳しいうえ、バリや変形が発生しやすい素材です。これらを安定して加工するには、振動を抑え、適切な位置決めができる治具構造が必要です。当社では、材料の収縮や応力のかかり方まで考慮し、三次元モデルを活用した治具設計を行っています。これにより、再現性の高い加工を実現し、不良率の低減と生産効率の向上を同時に実現しています。
■ 試作〜量産までを支える一貫体制
治具設計を内製化しているもう一つの利点は、試作段階から量産工程へのスムーズな移行が可能な点です。外注治具では、設計変更や仕様見直しのたびに時間とコストが発生しますが、自社内で完結できれば、顧客の要望に迅速に応えることができます。試作評価の結果を即日反映し、改良型の治具で再試作に臨むことも可能です。このスピード感と対応力が、短納期化・多品種少量対応を求める現場において、大きな強みとなっています。
■ 今後求められる「加工と治具の融合技術」
今後、製造現場ではさらなる自動化や無人化が進むと予想されます。その中で重要になるのが、治具と加工機、ロボットとの連携です。当社ではすでに、ロボット搬送に対応した治具設計にも取り組んでおり、生産現場の効率化に貢献しています。加工技術と治具設計を一体化した体制こそ、これからの中小製造業が差別化を図る鍵になると確信しています。
株式会社春近製作所
所在地:岐阜県岐阜市三輪大竹野962-140
電話番号:058-229-6713
HP:https://www.haruchika.co.jp/
| 会社名 |
株式会社春近製作所 (かぶしきがいしゃはるちかせいさくしょ) |
エミダス会員番号 | 106218 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 岐阜県 関市 |
| 電話番号 | 058-229-6713 | FAX番号 | 058-229-6763 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 121人 | 担当者 | 田中久士 |
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