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■ はじめに|ステンレスの「磁性」を比較したい人へ
「磁石につくステンレスはどれ?」
「SUS304とSUS430、磁性が強いのは?」
「磁石につかないステンレスを選びたい」
ステンレスを選ぶとき、磁石につく・つかないが気になることがあります。
ステンレスは鋼種によって磁性が異なり、
さらに加工状態によって磁性が変化する場合もあります。
本記事では、主要なステンレス鋼を
磁石へのつきやすさという観点からランキング形式で整理します。
🧲 ステンレスの磁性とは?
磁性とは、磁石に引き寄せられる性質のことです。
ステンレスは大きく、
・ オーステナイト系 → 基本的に磁石につきにくい
・ フェライト系 → 磁石につく
・ マルテンサイト系 → 磁石につく
という違いがあります。
ただし、SUS304などのオーステナイト系でも、
曲げ・プレス・圧延などの冷間加工によって磁性が現れる場合があります。
そのため、磁石だけで材質を判断するのは注意が必要です。
🏆 ステンレス磁性ランキング
※一般的な状態での目安です
※加工状態や熱処理などによって磁性が変化する場合があります
🥇 SUS420J2(マルテンサイト系)
────────────────────────────────
磁性 : ◎ 非常に強くつく
焼入れによって高硬度・高強度にできるステンレス。
磁性も強く、磁石にしっかり反応します。
✔ 刃物・工具
✔ 摺動部品
✔ 耐摩耗部品
▶ SUS420J2の詳細情報
🔗https://ja.nc-net.or.jp/company/106127/product/detail/261730/
🥈 SUS410(マルテンサイト系)
────────────────────────────────
磁性 : ◎ 強くつく
マルテンサイト系の代表的なステンレス。
強度と耐熱性を活かした機械部品などに使われます。
✔ 軸・シャフト
✔ 機械部品
✔ 構造部品
▶ SUS410の詳細情報
🔗https://ja.nc-net.or.jp/company/106127/product/detail/261729/
🥉 SUS430(フェライト系)
────────────────────────────────
磁性 : ○ つく
代表的なフェライト系ステンレスで、
加工前後でも磁性が比較的安定しています。
✔ 家電部品
✔ 厨房・内装部品
✔ 装飾用途
▶ SUS430の詳細情報
🔗https://ja.nc-net.or.jp/company/106127/product/detail/261727/
4️⃣ SUS304(オーステナイト系・加工材)
────────────────────────────────
磁性 : △ 弱くつく場合がある
SUS304は基本的に磁石につきにくいステンレスですが、
曲げ・プレス・圧延などの加工によって、磁性が現れる場合があります。
✔ 板金加工品
✔ 曲げ加工品
✔ 冷間加工部品
▶ SUS304の詳細情報
🔗https://ja.nc-net.or.jp/company/106127/product/detail/248688/
5️⃣ SUS304(オーステナイト系・未加工)
────────────────────────────────
磁性 : ✕ ほぼつかない
一般的なSUS304の焼鈍状態では、
磁石への反応は非常に小さいのが特徴です。
✔ 食品設備
✔ 装置カバー
✔ 一般構造部品
🏁 SUS316(オーステナイト系)
────────────────────────────────
磁性 : ✕ ほぼつかない
SUS304と同じオーステナイト系で、
通常は磁石につきにくいステンレスです。
✔ 食品・医療機器
✔ 化学・薬品設備
✔ 海沿い・塩分環境
非磁性と耐食性の両方を重視する場合に選ばれます。
▶ SUS316の詳細情報
🔗https://ja.nc-net.or.jp/company/106127/product/detail/261726/
⚠️ ランキングを見るときの注意点
磁石につくかどうかは、
ステンレスの良し悪しを決めるものではありません。
たとえば、
・ SUS430 → 磁石につくのが正常
・ SUS410 / SUS420J2 → 強い磁性がある
・ SUS304 → 基本はつかないが、加工で磁性が出る場合がある
というように、鋼種によって性質が違います。
磁性は「用途に必要かどうか」で判断するのが基本です。
🏭 用途別|磁性で選ぶなら?
✔ 磁石につかないことを重視
→ SUS304 / SUS316
✔ 磁石につくステンレスが必要
→ SUS430
✔ 磁性+高硬度が必要
→ SUS420J2
✔ 磁性+機械的強度を重視
→ SUS410
✔ SUS304を加工して使用する
→ 加工後に磁性が現れる可能性に注意
🔍 磁石だけで材質判定していい?
磁石による確認は、あくまで簡易的な判別方法です。
「磁石につくから430」
「磁石につかないから304」
と、磁性だけで材質を断定することはできません。
特にSUS304は加工状態によって磁性が変化するため、
材質確認にはミルシートや材質分析などを利用することが重要です。
📘 まとめ|磁性は「良し悪し」ではなく「性質」
・ ステンレスは鋼種によって磁性が異なる
・ SUS410・SUS420J2は強い磁性を持つ
・ SUS430も磁石につく代表的なステンレス
・ SUS304・SUS316は基本的に磁石につきにくい
・ SUS304は加工によって磁性が現れる場合がある
・ 磁石につく=悪い、つかない=良いではない
磁性が必要なのか、不要なのかを考えて材質を選ぶことが大切です。
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