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鉄道向けの軸受けパッキンは、寸法精度と外観品質の両立が求められる部品です。特に大型で円筒形状のパッキンは、成形条件のわずかな差が品質に影響しやすく、安定した成形技術が必要になります。コンプレッション成形は大型ゴム部品と相性が良く、厚みや高さのある製品でも均一な仕上がりを得やすい工法です。本記事では、鉄道用軸受けパッキンの成形事例をもとに、コンプレッション成形の特長と安定成形のポイントを整理します。
【製品詳細】
今回取り上げる軸受けパッキンは、次の仕様を持つ製品です。
・使用用途:鉄道車両の回転部および摺動部のシール
・材質:NBR(ニトリルゴム)
・成形方法:コンプレッション成形
・サイズ:φ59.5×H86
・形状:厚みと高さを持つ大型円筒形状
・求められる性能:密封性、寸法安定性、耐久性、耐油性
【コンプレッション成形の構造と特長】
コンプレッション成形は、金型に材料を置き、上下から圧力と熱を加えて成形する方法です。材料の流動を抑えて内部密度を均一化しやすいため、大型部品や厚肉部品に向いています。材料流動の制御が重要な鉄道用パッキンでは、安定した品質を得やすい点が大きな利点です。
【大型円筒形状で重要となる金型管理】
φ59.5×H86のような高さのある円筒形状では、金型内部の温度や圧力の均一性が品質を左右します。温度差があると硬度ムラや寸法ばらつきが生じるため、金型の温度管理が重要です。また、材料の投入量が不均一だと気泡やムラが発生しやすいため、分出しや裁断工程の精度も求められます。
【寸法安定性を確保するための成形条件】
大型パッキンは加硫時の収縮により寸法差が出やすく、加熱時間や圧力条件が重要になります。適切な加硫条件を設定することで、内径・外径の安定が確保できます。鉄道向けでは組付け精度が求められるため、寸法差を抑えた成形が欠かせません。
【バリ管理と仕上げ工程の重要性】
コンプレッション成形では金型合わせ面にバリが発生するため、仕上げ工程が製品品質を左右します。冷凍バリ取りやロクロ仕上げを適切に組み合わせることで、外観品質の安定に繋がります。鉄道用パッキンでは外観不良が機能に影響する場合があり、丁寧な仕上げ工程は欠かせません。
【大型ゴム部品にコンプレッション成形が適する理由】
射出成形では材料が広く流れるため、内部の硬度差や気泡が発生する場合があります。コンプレッション成形では材料を直接配置するため、厚肉部品でも均質な成形が行いやすく、鉄道用のように信頼性が求められる部品に適した工法です。
【安定した品質を実現するための一貫生産体制】
軸受けパッキンのような大型ゴム部品では、材料準備から成形、仕上げ、検査までの一貫した管理が品質に直結します。三昌工業では、分出し・成形・バリ取り・外観検査を自社で行う体制を整えており、工程間のばらつきを抑えた安定した製品づくりが可能です。鉄道向けのような高い信頼性が求められる部品でも、仕様に応じた対応ができる点が強みです。
【まとめ】
コンプレッション成形は、大型で円筒形状の軸受けパッキンを安定して成形できる工法です。材料投入、金型温度管理、加硫条件、バリ処理など、各工程の精度が製品性能に影響します。三昌工業では、これらの工程を一貫して管理し、鉄道向けのような信頼性が求められる分野でも安定品質の製品を供給しています。
【お問い合わせ先】
三昌工業株式会社
東京都世田谷区上馬1-34-17
TEL:03-3424-4171
FAX:03-3424-5537
URL:https://skk-sansho.com/
| 会社名 |
三昌工業株式会社 (さんしょうこうぎょうかぶしきがいしゃ) |
エミダス会員番号 | 106026 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 東京都 世田谷区上馬 |
| 電話番号 | 03-3424-4171 | FAX番号 | 03-3424-5537 |
| 資本金 | 5,000 万円 | 年間売上高 | 200,000 万円 |
| 社員数 | 185人 | 担当者 | 今成 涼太 |
| 産業分類 | 産業用機械 / 家電 / 輸送機器 | ||
| 主要取引先 |
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