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自動車や建設機械、産業車両などに使われる重量部品には、高強度かつ耐久性に優れた鋳鉄素材が用いられています。中でもFC250からFCD800までの鋳物材は、その特性に応じて幅広く活用されています。本記事では、これら鋳物材の特性と、それらを用いた重量部品の加工事例について紹介します。
【対応鋳物材と特性の違い】
鋳物は成形性に優れ、複雑な形状を比較的安価に製造できることから、多くの構造部品に使用されています。代表的な対応素材は以下の通りです。
・FC250(ねずみ鋳鉄)
- 優れた鋳造性と減衰性を持ち、振動部品に適しています
- 主にエンジン部品や構造体に使用
・FCD400~FCD800(ダクタイル鋳鉄)
- 引張強度が高く、耐摩耗性にも優れた素材
- 懸架系部品や駆動系部品に多用されます
これらの材質は、それぞれの使用環境や荷重条件に応じて選定され、用途に応じた加工が求められます。
【加工設備と対応力】
鋳物部品の加工には、大型で高剛性な設備が必要です。主な保有設備は以下の通りです。
・横型マシニングセンタ:約36台(ワークサイズ400~800mm)
・縦型マシニングセンタ:約12台
・NC旋盤:約24台(φ8~18インチ)
・FMSライン:3ライン構成で多品種対応
これらの設備を活用し、鋳物の加工歪みやバリ、素材ムラにも対応した加工を実現しています。
【重量鋳物部品の加工事例】
以下のような部品において、FC・FCD材の加工実績があります。
・トルクロッドブラケット
・エアサポートビーム
・アクスルフランジ
・トランスミッションケース
いずれも強度・形状精度が求められる部品であり、鋳肌の処理や内径・面精度管理などが重要な加工要素です。
【鋳物加工での工夫と技術】
・CAD/CAMによる加工パスの最適化
・自社設計の治具による加工変位対策
・表面処理後の寸法変化を考慮した仕上げ加工
・恒温環境での最終検査による寸法保証
加工にあたっては、鋳物特有の収縮や硬さムラへの対策を講じています。また、複数の工程を社内完結することで、段取り時間とリードタイムの短縮を図っています。
【品質管理と検査体制】
FC・FCD材は強度は高い一方、寸法安定性や表面品質にばらつきが出やすい特性があります。そのため、以下の検査体制を整えています。
・恒温室での三次元測定による寸法管理
・ショットブラスト・洗浄処理による表面異物除去
・投影機、形状測定機による形状確認
・硬度計、漏れ検査機での追加評価
これにより、複雑形状でも安定した品質保証が可能です。
【納期・ロット対応力】
・月産100~5,000個までの生産対応
・多品種少量から中量ロットまで柔軟に対応
・顧客支給材の加工、または材料手配からの一貫対応も可能
鋳物部品はロットごとにばらつきや材質の差が出やすいため、安定した品質での納入を可能にする管理体制を重視しています。
【まとめ】
FC250からFCD800までの鋳物材を使った重量部品の加工は、素材知識と高精度な加工技術、信頼性のある検査体制が求められます。素材選定段階からの技術支援や、試作・量産の両方に対応できる柔軟な生産体制により、設計・開発を強力にサポートします。
【お問い合わせ先】
日野精機株式会社
本社工場:東京都日野市日野台1-17-3
新田工場:群馬県太田市新田下田中町836-1
TEL:042-582-1861
FAX:042-584-1655
URL:https://hinoseiki.co.jp
| 会社名 |
日野精機 株式会社 (ひのせいき) |
エミダス会員番号 | 102576 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 東京都 日野市 |
| 電話番号 | 042-582-1862 | FAX番号 | 042-584-1655 |
| 資本金 | 5,300 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 126人 | 担当者 | 池田 智信 |
| 産業分類 | 重電関係 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
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