工業用材料
日鉄ステンレス NSSC® STH2 / 316L-HiNi
1. 水素ステーションとは
水素ステーションは、燃料電池自動車(FCV)へ燃料となる水素を補給する場所です。ガソリン車がガソリンスタンドで燃料を補給するのと同様に、FCVは水素ステーションで水素を補給します。水素ステーションには、水素製造装置、タンク等の貯蔵装置、圧縮機、蓄圧器、プレクーラー、ディスペンサーなどの主要な構成機器があります。
2. 水素ステーションタンクの材質
水素ステーションのタンクの材質選択には、水素の特性を考慮する必要があります。特に、水素は金属材料の内部に侵入すると、材料の引張強さや伸びや絞りの延性を低下させる可能性があるため、材料選択は重要です。日鉄ステンレスは、この問題に対処するために、水素に対する耐性:水素ガス脆化特性が高いステンレス鋼を開発しました。
3. 水素脆化とは何か?
水素脆化とは、水素が金属材料に浸透するとその構造を変化させて材料の引張強さや伸びや絞りの延性を低下させる現象を指します。金属内部に侵入した水素は結晶内部の欠陥やき裂に濃化して破壊を早める可能性があります。
水素エネルギーの利用が進む中で、水素が危険性のある「可燃性ガス」でありその安全管理が望まれており、水素ステーションに用いられる材質の選定は重要です。特に、水素脆化に対する耐性が高い材料の選択は、水素の漏洩防止に対する安全性を確保するために不可欠です。日鉄ステンレスは、この問題に対処するために、水素に対する脆化耐性が高いステンレス鋼を開発し、水素エネルギーの安全で効率的な利用を支えています。
耐水素脆化ステンレス鋼については以下よりお問い合わせください。
会社名 |
日鉄ステンレス株式会社 (にってつすてんれす) |
エミダス会員番号 | 101613 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 東京都 千代田区 |
電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
資本金 | 500,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 2900人 | 担当者 | 佐藤 嘉寿 |
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