建設機械に使用される作業機ブラケットは、複数部品の組立精度と強度が求められる難易度の高い製品です。今回は、ホイルローダーのコンソールに使用される厚板板金ブラケットについて、レーザー切断から曲げ、溶接、塗装まで一貫対応した事例をご紹介します。

【製品概要】
・製品名：建設機械用の作業機ブラケット
・素材：鉄（スチール）
・板厚：3.2mm、4.5mm、6mm
・業界：建設機械
・加工方法：レーザー切断、曲げ、ガスシールド溶接、塗装、表面処理加工
・寸法：500×320×510mm

本製品は、ホイルローダーのコンソールに使用される部品で、構成部品は26種類、合計75点から成り立っています。穴ピッチや各部品寸法の精度が要求されるため、高度な加工技術が必要となります。

【加工の特徴】
・レーザー切断による高精度な部品加工
・厚板材（3.2mm～6mm）の曲げ加工と溶接構造
・溶接箇所が多い構造に対応した効率的な溶接手順
・大掛かりな治具を使わず、ゲージを活用して精度を確保
・塗装・表面処理まで含めた一貫対応

【厚板板金加工のポイント】
厚板を使用した板金加工は、溶接による歪みや寸法精度の低下が課題となります。本製品では、ゲージを用いた位置決めと溶接手順の工夫により、複雑な構成部品を精度良く組み立てました。これにより、治具製作のコストを削減しつつ短納期を実現しています。

【まとめ】
建設機械用の作業機ブラケットは、部品点数が多く精度要求が厳しい厚板板金加工品です。溶接や塗装を含む一貫対応と、ゲージを活用した効率的な製造体制により、高精度かつコストを抑えた製品を提供可能です。厚板溶接や多点構造品の加工でお困りの際は、ぜひご相談ください。

【お問い合わせ先】
株式会社岩本鉄工所
石川県小松市吉竹町タ33番地
TEL：0761-22-1486
FAX：0761-21-7701
URL：https://www.tk-iwa.jp/
溶接板金加工.com：https://yousetsubankinkakou.com/