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写真は、アルミ製ワーク(Φ820×25mm)に対して平面研磨を行っている加工の様子です。大型円板形状のアルミ部品を平面研磨盤で加工し、平面度0.02以下・平坦度0.02以下という高精度な要求仕様を満たすため、仕上げ加工を実施しています。
アルミは鉄や焼入れ鋼と比較すると柔らかく加工しやすい材料というイメージがありますが、高精度な平面研磨では、むしろ非常に繊細な管理が必要となります。材料自体の熱膨張率が大きく、切削熱や研削熱の影響を受けやすいことに加え、研削条件やチャッキング方法によって加工後の寸法変化や反りが発生しやすい特徴があります。
特に今回のようなΦ820×25mmという大径かつ比較的薄肉のアルミプレートでは、研磨中の応力変化や固定方法による歪みが加工精度へ大きく影響します。そのため、砥石条件、送り速度、研削量、クーラント供給、ワーク固定方法まで総合的に管理しながら加工を進めています。
大径アルミ部品の平面研磨とは
平面研磨とは、砥石を使用して部品表面を高精度に仕上げる加工方法です。
フライス加工や旋盤加工では実現が難しい、
・高い平面度
・優れた平坦度
・均一な面粗さ
・高精度な板厚管理
を実現できることが最大の特徴です。
写真のワークはアルミ製・Φ820×25mmの大型円板です。
このサイズになると、
・自重によるたわみ
・チャック時の変形
・熱変位
・加工応力
など複数の要因が重なり、単純に削るだけでは平面度0.02以下・平坦度0.02以下を達成することはできません。
高精度加工では、
「どのように固定するか」
「どのような順番で削るか」
「どれだけ熱を発生させないか」
が非常に重要になります。
アルミ研磨が難しい理由
アルミニウムは軽量で加工性に優れていますが、研磨加工では独特の難しさがあります。
1. 熱膨張率が大きい
アルミは鉄の約2倍近い熱膨張率を持っています。
研削中にわずかな温度変化が発生するだけでも、
・平面度
・平坦度
・板厚
へ影響が現れます。
そのため加工中は大量のクーラントを供給し、ワーク温度を一定に保ちながら加工します。
2. 目詰まりしやすい
アルミは砥石へ付着しやすく、目詰まりが発生すると
・焼け
・面粗さ悪化
・寸法不良
につながります。
砥石の選定やドレッシング条件を最適化することで安定した加工品質を維持しています。
3. 薄物は反りやすい
今回のようなΦ820×25mmの大型アルミ部品では、
研磨による除去量だけでなく、
チャックから外した瞬間の応力解放による反りまで考慮する必要があります。
加工前後の変形を予測しながら研削条件を決定しています。
平面度0.02以下・平坦度0.02以下とは
今回要求された仕様は
平面度0.02以下
平坦度0.02以下
です。
これは直径820mm全体に対して20ミクロン以内という非常に高い精度になります。
身近な例でいうと、
コピー用紙1枚の厚みが約0.09〜0.10mm。
20ミクロンはその約5分の1程度しかありません。
大型部品でこの精度を維持するには、
・機械精度
・砥石管理
・温度管理
・加工条件
・測定技術
すべてが高いレベルで管理されている必要があります。
加工時のポイント
今回のアルミ平面研磨では、
・粗研磨
まず加工代を除去しながらワーク全体の歪みを確認します。
・中仕上げ
砥石条件を変更し、
残留応力の影響を抑えながら全体を均一に仕上げます。
・仕上げ研磨
最後はごく少ない切込み量で全面を均一に加工。
ここで
・平面度0.02以下
・平坦度0.02以下
を実現します。
大型アルミ部品だからこそ必要なノウハウ
小型部品では問題にならないことも、
「Φ820×25mm」
というサイズになると、
・ワーク重量
・熱変位
・たわみ
・クランプ方法
すべてが精度へ影響します。
そのため加工前には
・加工代確認
・歪み確認
・固定方法検討
・加工順序
を事前に検討したうえで作業を開始しています。
平面研磨のメリット
アルミ平面研磨を行うことで、
・高精度な接触面が得られる
・組立精度が向上する
・シール性能が向上する
・真空装置にも対応しやすい
・面圧が均一になる
・部品寿命が向上する
など多くのメリットがあります。
特に大型装置ではベースプレートや治具の精度が装置全体の性能を左右するため、平面研磨による高精度仕上げは欠かせません。
主な用途
今回のようなアルミ平面研磨は、
・半導体製造装置
・液晶製造装置
・真空装置
・検査装置
・自動車製造設備
・精密治具
・定盤
・ベースプレート
・各種機械部品
など幅広い分野で採用されています。
大型化・高精度化が進む製造業では、平面度0.02以下・平坦度0.02以下といった厳しい精度要求に対応できる加工技術が重要です。
品質管理への取り組み
高精度なアルミ平面研磨では、加工だけでなく測定も重要です。
加工後は、
・平面度測定
・平坦度確認
・板厚測定
・外観確認
・面粗さ確認
を実施し、図面要求を満たしていることを確認してから出荷します。
また、加工環境の温度変化も測定結果に影響を与えるため、測定条件を一定に保つことで信頼性の高い品質管理を行っています。
株式会社石川研磨のアルミ平面研磨
株式会社石川研磨では、アルミをはじめ、ステンレス、工具鋼、焼入れ鋼、特殊鋼など、さまざまな材質の平面研磨に対応しています。大型ワークから小型精密部品まで、用途や要求精度に応じて最適な加工方法をご提案します。
今回の加工事例であるアルミ・Φ820×25mmの大型円板では、平面度0.02以下・平坦度0.02以下という高精度仕様を目標に、加工条件や固定方法、砥石管理、温度管理を徹底し、安定した品質を実現しました。
試作開発品から単品加工、小ロット、多品種生産まで柔軟に対応し、お客様の図面要求に合わせた最適な加工をご提供します。大型アルミプレートや精密ベースプレート、装置部品、治具など、高い平面精度が求められる部品でお困りの際はぜひご相談ください。
お問い合わせ・お見積りはお気軽に!
「この部品、製作できますか?」「図面だけ渡して全部任せたい」そんなご要望があれば、ぜひ当社までご相談ください。図面丸投げOK・一貫生産対応・高精度保証の体制で、御社のものづくりを強力にサポートいたします。
お見積り依頼・技術的なご質問など、お気軽にお問い合わせください。経験豊富なエンジニアが迅速・丁寧に対応いたします。
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担当:石川 晃
URL https://www.ishikawa-kenma.co.jp/
e-mail gyoumu-kannri@ishikawa-kenma.co.jp
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メールでのお問い合わせや図面の送付にも対応しております。お気軽にご連絡ください。
| 会社名 |
株式会社 石川研磨 (いしかわけんま) |
エミダス会員番号 | 94781 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 刈谷市 |
| 電話番号 | 0566-62-7751 | FAX番号 | 0566-62-7776 |
| 資本金 | 300 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 45人 | 担当者 | 石川 晃 |
| 産業分類 | 重電関係 / 治工具 / 工作機械 | ||
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