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本写真は、太陽工機CVG-13を使用して加工を行った大型円板部品の完成直後の様子を撮影したものである。本製品は外径1300mmの大径ワークであり、材質には耐食性と被削性のバランスに優れたSUS303を採用している。用途は真空ポンプ用ベース部品であり、高精度な平面度・同軸度・面粗度が求められる重要保安部位である。加工方式には縦軸アンギュラ構造を有する立形研削盤を使用し、薄肉形状特有の歪みやビビリを抑制しながら高精度仕上げを実現している。
本ワークは外径1300mmという大径サイズでありながら、断面構造は薄肉設計となっている。薄肉構造は軽量化や応答性向上に有効である一方、加工時の変形や応力解放による歪みが発生しやすく、高度な加工技術と段取りノウハウが不可欠となる。特にSUS303はオーステナイト系ステンレス鋼であり、内部応力の影響を受けやすく、加工熱による寸法変動にも配慮が必要である。そのため、本加工では荒加工段階から歪み取り工程を組み込み、最終仕上げ前に安定化時間を設けることで寸法安定性を確保している。
使用設備である太陽工機CVG-13は、高剛性コラムと高精度主軸を備えた立形研削盤であり、縦軸アンギュラヘッド構造によって端面および外径部の同時高精度加工が可能である。縦軸アンギュラ方式の利点は、砥石軸が角度を持つことで接触点を最適化でき、面粗度向上と切削抵抗低減を両立できる点にある。特に本件のような外径1300mmクラスの大型ワークでは、接触幅が広がることで発生する熱影響を抑える制御技術が重要であり、太陽工機CVG-13の安定した送り制御と高精度スピンドルがその効果を発揮している。
写真からも確認できる通り、上面は均一な研削目が放射状に広がり、面粗度管理が徹底されていることが分かる。真空ポンプ用ベースは、ポンプ本体の据付基準面となるため、平面度および真円度、同芯度が性能に直結する。微小な面うねりや局所的な凹凸は、真空保持能力の低下や振動増幅の原因となるため、研削条件の最適化が不可欠である。本加工では砥石バランス調整、ドレッシング条件管理、クーラント供給量の最適化を徹底し、面粗度および形状精度の安定化を図っている。
中央部には大径のセンターホールが設けられ、その周囲には複数のボルト穴加工が施されている。これらの穴位置精度は、組立時の位置決めおよび真空シール性能に直結するため、事前の機械加工段階で高精度加工を実施し、その後に研削工程で基準面を仕上げる工程設計を採用している。SUS303は切削性が良好な材料ではあるが、大径薄肉構造の場合、クランプ方法による変形影響が顕著になる。そのため、専用治具を用いて均等支持を行い、チャッキングによる面歪みを最小化している。
外径1300mmの大型部品を安定して加工するためには、機械剛性だけでなく温度管理も重要となる。工場内の恒温管理に加え、加工中のクーラント温度制御を実施し、熱膨張係数の大きいステンレス材の寸法変化を抑制している。薄肉ワークでは数ミクロン単位の熱変位が最終精度に影響するため、加工順序の最適化とインターバル管理が重要となる。
縦軸アンギュラ方式は、特に端面と外径の直角度管理に優れる。本真空ポンプベースでは、取付面と外径基準の直角度確保が重要であり、太陽工機CVG-13の高精度割出制御によって安定した直角度を実現している。また、縦型構造であるためワーク重量が均一にテーブルへ荷重され、薄肉構造でも変形が発生しにくいという利点がある。
SUS303は耐食性に優れ、真空環境下でも腐食リスクが低い材料である。真空ポンプ用途ではアウトガスや微粒子発生の抑制も重要であり、研削後の洗浄工程も徹底している。微細な研削砥粒の残留を防ぐため、高圧洗浄および超音波洗浄を併用し、クリーン度を確保している。
本加工事例は、外径1300mmの大型薄肉部品であっても、高精度かつ安定した品質で仕上げ可能であることを示す実績である。太陽工機CVG-13の持つ加工能力と縦軸アンギュラ構造の特性を最大限活用することで、大径ワークにおける平面度・同軸度・面粗度の高精度管理を実現している。真空ポンプベースのような重要部品においては、単なる寸法公差達成だけでなく、組立後の機能安定性までを見据えた加工設計が求められる。
大型・薄肉・ステンレス材・高精度という複数の難条件が重なる本案件においても、加工工程の最適化、専用治具設計、温度管理、砥石選定、ドレッシング条件管理など多角的なアプローチにより品質を確保している。外径1300mmクラスの真空ポンプベース、SUS303材の縦軸アンギュラ研削、太陽工機CVG-13による大型高精度加工をご検討の際は、同様の加工ノウハウを活用した提案が可能である。
大型真空機器、半導体関連装置、産業用ポンプ、化学装置向けベース部品など、高精度平面加工を要する案件に対応できる体制を整えており、薄肉構造や大径部品であっても安定した品質と短納期対応を実現する。本写真はその加工品質を示す一例であり、外径1300mm、SUS303、太陽工機CVG-13、縦軸アンギュラによる高精度研削技術の象徴的な事例である。
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| 会社名 |
株式会社 石川研磨 (いしかわけんま) |
エミダス会員番号 | 94781 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 刈谷市 |
| 電話番号 | 0566-62-7751 | FAX番号 | 0566-62-7776 |
| 資本金 | 300 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 45人 | 担当者 | 石川 晃 |
| 産業分類 | 重電関係 / 治工具 / 工作機械 | ||
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