技術・製品情報

メタルホットゾーン高温真空炉は、DOWAサーモテックが提供する高精度熱処理装置で、非酸化物系ファインセラミックスの焼成に最適な性能を備えています。従来のグラファイト製ホットゾーンが引き起こすカーボン汚染問題を解決し、純度の高い製品を提供することが可能です。また、最大2200℃の真空環境や1800℃の水素雰囲気に対応し、均一な温度分布で高品質の焼成・焼結を実現します。ロウ付けや特殊セラミックス加工にも広く活用されています。

■ 特長
高温対応: 真空環境で2200℃、水素ガス雰囲気で1800℃の条件下で安定した運転が可能。
カーボン汚染ゼロ: メタルホットゾーンを採用し、カーボンによる製品汚染を防止。
均一加熱: 高精度の温度分布設計で、製品全体を均一に加熱。
自動運転: プログラムによる全自動運転機能を標準装備。
メンテナンスコスト削減: ホットゾーンの変形や消耗を抑えた設計で運用コストを低減。
加湿雰囲気対応: 特殊条件下での焼成・焼結にも柔軟に対応可能。

■ 仕様
最高温度: 真空2200℃、水素1800℃
有効寸法（mm）:
モデル1: 幅200 × 長さ500 × 高さ200
モデル2: 幅300 × 長さ300 × 高さ300
モデル3: 幅300 × 長さ600 × 高さ300
処理量: 最大100～400kg（モデルにより異なる）

■ 用途
ファインセラミックス: 高純度セラミックスの焼成および焼結。
ロウ付け: 高精度ロウ付けプロセスに最適。
特種部品加工: 非酸化物系素材の加工および高温処理。

メタルホットゾーン高温真空炉は、次世代の精密熱処理プロセスに貢献する理想的な装置です。

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