金属加工機械
physical photon
樹脂や電子基板、微細部品の加工では、「熱による変形を抑えたい」「細かな加工精度を安定させたい」「一般的なレーザーでは加工しにくい材料に対応したい」といった課題が生じることがあります。特に樹脂や有機材料、電子部材では、わずかな熱影響が焦げや変色、寸法変化につながるケースもあり、加工方式の選定が品質に大きく影響します。
一方で、一般的なレーザー加工では、熱によるダメージや加工品質のばらつきが課題となる場合があります。こうした背景から、低熱影響で微細加工に対応しやすいUVレーザーが選択肢として検討されています。ただし、加工対象や必要精度、加工速度によって適した出力帯や設備構成が異なるため、導入時には仕様確認が重要です。
この記事では、UVレーザーシステム(PLUシリーズ)の仕様や特徴、活用例、導入時の判断ポイントについて整理します。
【技術・製品概要】
UVレーザーシステム(PLUシリーズ)は、波長355nmの紫外線(UV)レーザーを利用した精密加工設備です。UVレーザーは、可視光や赤外線レーザーと比較して光子エネルギーが高く、有機材料へ直接作用しやすい特性があります。そのため、熱影響を抑えながら加工条件を調整しやすい点が特徴です。
PLUシリーズでは、3W〜20Wまでの出力ラインアップを展開しています。低出力帯では空冷方式、高出力帯では水冷方式を採用し、用途や運用環境に応じた選定が可能です。
また、繰返し精度±0.005mmに対応しており、微細穴あけやスクライビング、高精度マーキングなど、位置精度が求められる用途にも対応しやすい仕様です。
〈製品概要〉
・PLU-3:出力3W、波長355nm、空冷方式
・PLU-5:出力5W、波長355nm、空冷方式
・PLU-12:出力12W、波長355nm、水冷方式
・PLU-20:出力20W、波長355nm、水冷方式
・波長:355nm(UVレーザー)
・繰返し精度:±0.005mm
・加工方式:微細穴あけ/切断/スクライビング/マーキング対応
・冷却方式:空冷/水冷
小型部品や微細マーキングでは3W〜5W帯、基板加工や加工速度を重視する用途では12W〜20W帯が検討されるケースがあります。対象材質や加工タクトによって適した出力を選ぶことが重要です。
【特長・技術ポイント】
〈熱影響を抑えやすい355nm波長〉
UVレーザーは、紫外線波長を利用することで、有機材料や樹脂へ直接エネルギーを作用させやすい特徴があります。熱による焦げや変形を抑えながら加工条件を調整しやすく、熱ダメージを避けたい用途で採用されるケースがあります。
〈微細加工を支える高い位置精度〉
PLUシリーズは、繰返し精度±0.005mmに対応しています。細かな位置決めが求められる電子部品や基板加工でも、安定した加工品質を目指しやすい仕様です。
〈多様な材料加工への対応〉
PCBやFPC、セラミック基板、サファイア基板、樹脂材料など、幅広い材料への対応が可能です。ITO膜剥離や被膜線剥離など、一般的な加工では難しい用途にも活用されています。
〈長期運用を考慮した構成〉
波長変換素子自動交換機構(オプション)に対応しています。光学系部品の寿命管理を考慮しながら、長期運用を前提とした設備構成を検討しやすい点も特徴です。
【活用例】
〈電子基板・FPC加工〉
PCBやFPCでは、微細なスクライビングや穴あけが必要になるケースがあります。位置精度を重視した加工用途として利用されています。
〈樹脂・有機材料加工〉
熱影響による焦げや変形が問題となりやすい樹脂材料では、UVレーザーによる低熱加工が採用されることがあります。微細穴加工用途でも活用されています。
〈医療器具・精密部品マーキング〉
医療器具向けでは、UDIマーキング用途として利用されるケースがあります。錆びにくく、長期間視認性を維持しやすい印字方法として活用されています。
【判断軸・導入メリット】
UVレーザーシステムを検討する際は、次のような条件整理が重要になります。
〈検討時に整理したいポイント〉
・加工対象材料(樹脂、基板、ガラスなど)
・穴あけ、切断、マーキングなどの用途
・必要な加工精度
・熱影響許容範囲
・必要な加工速度
・設置スペースや冷却条件
加工内容や品質条件を整理しておくことで、適した出力帯や設備仕様を選びやすくなります。
【まとめ】
UVレーザーシステム(PLUシリーズ)は、樹脂や電子基板、有機材料などに対して、熱影響を抑えながら高精度加工を検討できるレーザー設備です。355nm波長による低熱加工、±0.005mmの繰返し精度、3W〜20Wの出力ラインアップなど、用途に応じた構成を選びやすい特徴があります。
導入時には、対象材料や加工内容、必要な精度によって適した仕様が変わります。用途や品質条件を整理しながら検討を進めることで、自社用途に合った設備選定につながります。
【お問い合わせ先】
physical photon株式会社
〒270-2221 千葉県松戸市紙敷1416-4
TEL:047-315-0108
FAX:047-315-8635
URL:https://www.physicalphoton.com/
| 会社名 |
physical photon 株式会社 (ふぃじかるふぉとん) |
エミダス会員番号 | 93588 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 千葉県 松戸市 |
| 電話番号 | 047-315-0108 | FAX番号 | 047-315-8635 |
| 資本金 | 3,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 5人 | 担当者 | 温 和斌 |
| 産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 医療機器 | ||
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