弱電・家電
半導体
ロボット
産業機械、FA機器、バルブ・ポンプ、電気機器、建築金物など、幅広い分野で採用されるアルミ鋳物。軽量で加工性に優れ、耐食性も高いことから、様々な用途で重宝されています。
弊社で取り扱い実績のある代表的なアルミ鋳物材質である AC2B / AC4A / AC4B / AC4C / AC7A の特徴をまとめ、用途に応じた選定のポイントをわかりやすく解説します。
■アルミ鋳物が選ばれる理由
アルミ鋳物は以下のような特性から、多くの産業で採用されています。
1.軽量性:鉄の約1/3の比重で装置などの軽量化に貢献
2.耐食性:屋外機器や水回り機器でも長寿命
3.加工性:切削・研削・表面処理が容易
4.鋳造性:複雑形状の一体成形が可能
5.熱伝導性:鉄やステンレス等と比べ何倍もの熱伝導性を有している
特に産業機械や電気機器では、特に軽量化と耐食性の両立が求められるため、アルミ鋳物は非常に相性の良い素材です。熱伝導性の高さから、放熱部品でも非常に重宝されています。
■代表的なアルミ鋳物材質の特徴
AC2B:
・シリコンと銅をベースにしたAl-Cu-Si系の合金
・強度と鋳造性のバランスが良い万能材
・中強度で鋳造性が高く、量産に向く
・耐圧部品や一般機械部品に広く採用
・引張強さ 130N/mm2 以上(T6熱処理品は190N/mm2 以上)
・ブリネル硬さ HBW 60程度(T6熱処理品はHBW80程度)
AC4A:
・シリコンとマグネシウムを含有したAl-Si-Mg系の材料
・耐食性に優れた定番材。アルミ鋳物の中でも比較的耐食性が高い
・水回り機器、屋外機器、電気機器の筐体に使用されるケースが多い
・溶接性も良く、補修や改造がしやすい
・引張強さ 130N/mm2 以上(T6熱処理品は220N/mm2 以上)
・ブリネル硬さ HBW 45程度(T6熱処理品はHBW80程度)
AC4B:
・銅元素が添加されたタイプ、Al-Si-Cu系の材料
・強度と靭性が必要な部品向け
・AC4Aより強度が高く、耐圧性が求められる部品に適合
・機械加工性も良好で、後加工が多い部品に向く
・ポンプケーシング、産業機械の構造部品に採用
・引張強さ 140N/mm2 以上(T6熱処理品は210N/mm2 以上)
・ブリネル硬さ HBW 80程度(T6熱処理品はHBW100程度)
AC4C:
・AC4Aと同じく シリコンとマグネシウムを含有したAl-Si-Mg系の材料
・アルミ合金の中では高クラスの耐食性を誇る材質
・耐圧性良好の為、耐圧部品で採用されることが多い
・船舶、屋外設備、化学プラント周辺機器に採用されることが多い
・引張強さ 150N/mm2 以上(T6熱処理品は230N/mm2 以上)
・ブリネル硬さ HBW 55程度(T6熱処理品はHBW85程度)
AC7A:
・マグネシウム系(Al-Mg系)のアルミ合金鋳物で靭性に優れる
・衝撃に強く、破断しにくい
・ロボット部品、産業機械の可動部、建築金物での採用が多い
・Si含有値が低く鋳造性が悪い為、鋳物屋さんはあまり好きではないかも?
・引張強さ 140N/mm2 以上
・ブリネル硬さ HBW 50程度
■用途別の最適な材質選び
用途 / 推奨材質 / 理由
水回り機器・電気温水器 / AC4A 、 AC4C / 耐食性を求める
ポンプ・バルブ / AC4B、AC4C / 強度・耐圧性を求める
産業機械の構造部品 / AC2B 、 AC4B / 強度と加工性のバランス
屋外設備・海水環境 / AC4C 、 AC7A / 耐食性が最重要
ロボット・FA機器 / AC7A / 衝撃に強く軽量
■ 材質選定が製品品質とコストを左右する
アルミ鋳物は材質ごとに特性が大きく異なり、
「どの材質を選ぶか」=「製品寿命・品質・コスト」に直結します。
過剰スペックの材質を選ぶ → コスト増
不足スペックの材質を選ぶ → 破損・腐食リスク
最適材質を選ぶ → 長寿命・軽量化・コスト最適化
この記事を用途に応じた材質選定の参考の一つの案としていただければ幸いです。
| 会社名 |
広機通商 株式会社 (こうきつうしょう) |
エミダス会員番号 | 91946 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 名古屋市中区 |
| 電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
| 資本金 | 2,000 万円 | 年間売上高 | 18,000 万円 |
| 社員数 | 19人 | 担当者 | 廣瀬 友洋 |
| 産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 建築土木資材 | ||
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて
