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艶ムラ(つやむら)の再発ってなに?|金属塗装の“ツヤがそろわない”トラブルをQ&Aで学ぼう!
金属塗装の仕上がりで大事なのは、ツヤの美しさ。
でも、ときどき「直したはずの艶ムラがまた出てきた!」ということがあります。
それが「艶ムラの再発」と呼ばれる現象です。
ここでは、中学生のみなさんにも分かるように、Q&Aで解説していきます。
Q1. 艶ムラ(つやむら)ってそもそも何?
A.
艶ムラとは、塗装の表面で光の反射が均一でない状態のことです。
ツヤツヤに見える部分と、少し曇ったように見える部分が混ざってしまう現象です。
見た目がきれいでないだけでなく、「品質が安定していない」と判断されることもあります。
Q2. どうして一度直した艶ムラがまた出てくるの?
A.
実は、艶ムラは原因が表面だけじゃないんです。
見た目だけを直しても、内部や環境の条件が変わらなければ再発します。
たとえば👇
乾燥温度や時間が安定していない(部分的に硬化不足)
湿度が高く、空気中の水分が影響している
塗膜が厚すぎたり薄すぎたりしている
塗料の混ぜ方が不十分で、ツヤを出す成分がかたよっている
乾燥炉の中の風の流れが不均一
つまり、「表面を磨いても中の原因が残っている」と再び艶ムラが出てしまうのです。
Q3. 艶ムラが再発するとどうなるの?
A.
見た目に統一感がなくなるだけでなく、ツヤの差がある部分は塗膜の硬さも違うことが多いです。
ツヤのない部分は硬化が足りないため、ベタつきや傷つきやすさが出ることもあります。
見た目と性能、両方に悪い影響が出るんです。
Q4. どうすれば再発を防げるの?
A.
艶ムラの再発を防ぐには、「環境」と「条件」を安定させることが大切です。
乾燥炉の温度を一定に保つ
上段と下段の温度差をなくすように調整します。
湿度をコントロールする
特に梅雨の時期は注意。換気をしっかり行います。
塗料をよく混ぜる
ツヤを出す成分が均一になるよう、毎回しっかり撹拌(かくはん)します。
塗布の厚みを一定にする
厚すぎても薄すぎても、ツヤの出方が変わります。
定期的にテスト片で確認する
光沢度計(こうたくどけい)を使って、ツヤの数値を測ります。
Q5. 現場ではどうやって気づくの?
A.
職人さんは、光を斜めに当てて表面を見ることで、艶ムラを見分けます。
ツヤの違いは、正面から見るよりも「角度を変えたとき」にわかるんです。
見学するとき、ライトを少し傾けて製品を見ると、ムラがよく見えますよ!
まとめ
艶ムラの再発は、「表面だけを直しても中の条件が変わらない」ことで起こります。
乾燥温度・湿度・塗布量・混ぜ方を安定させることで、ツヤのある美しい仕上がりを長く保つことができます。
きれいなツヤは、**環境を整える職人の“見えない努力”**の証なんです。
■ 企業情報
永和工芸株式会社
〒547-0003 大阪府大阪市平野区喜連5丁目5−60
TEL:06-6709-2349
FAX:06-6708-1445
Web:https://kinzokutoso.com/
Google Map:https://maps.app.goo.gl/2Q4aDKJSRYQTVUy66
| 会社名 |
永和工芸 株式会社 (えいわこうげい) |
エミダス会員番号 | 77303 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 大阪市平野区 |
| 電話番号 | 06-6709-2349 | FAX番号 | 06-6708-1445 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 11,000 万円 |
| 社員数 | 15人 | 担当者 | 松本 悦典 |
| 産業分類 | 産業用機械 / 建築土木資材 / 輸送機器 | ||
| 主要取引先 |
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