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\硬化不良によるベタつき防止!亜鉛ダイキャスト塗装の原因と対策/
亜鉛ダイキャストの塗装において、仕上がり後に「塗膜が固まらない」「表面がベタつく」といった硬化不良が発生することがあります。見た目に問題がなくても、指で触れると粘着感が残る場合、耐久性や耐食性に大きな影響を与え、クレームにつながりかねません。
硬化不良が起こる主な原因
・焼付温度不足:炉設定温度と被塗物到達温度の差による硬化不足
・加熱時間の不足:規定時間より短く、塗膜反応が不完全
・塗料の撹拌不良:硬化剤や添加剤の分散不足
・塗料のポットライフ超過:使用期限を過ぎて反応力が低下
・過大膜厚:一度に厚く塗りすぎて内部硬化が進まない
防止のための対策
到達温度管理
温度テープやセンサーで被塗物の温度を実測し、基準に到達しているか確認します。
適正な加熱時間の確保
ラインスピードを見直し、硬化時間を十分に確保します。
塗料の均一撹拌
使用前にしっかり撹拌し、塗布中も沈降を防ぐ工夫をします。
塗料の管理徹底
ポットライフや使用期限を遵守し、古い塗料は使用しないルールを徹底します。
膜厚管理
膜厚計を用いて適正範囲内に収めることで、内部までしっかり硬化させます。
まとめ
硬化不良は「炉の設定」や「塗料そのもの」ではなく、工程管理の小さなズレから起こることが多い不具合です。被塗物の温度実測・塗料管理・膜厚管理を徹底することで、ベタつきのない安定した塗膜を実現できます。見た目だけでなく耐久性を守るためにも、硬化不良対策は欠かせません。
■ 企業情報
永和工芸株式会社
〒547-0003 大阪府大阪市平野区喜連5丁目5−60
TEL:06-6709-2349
FAX:06-6708-1445
Web:https://kinzokutoso.com/
GoogleMAP:https://maps.app.goo.gl/2Q4aDKJSRYQTVUy66
| 会社名 |
永和工芸 株式会社 (えいわこうげい) |
エミダス会員番号 | 77303 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 大阪市平野区 |
| 電話番号 | 06-6709-2349 | FAX番号 | 06-6708-1445 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 11,000 万円 |
| 社員数 | 15人 | 担当者 | 松本 悦典 |
| 産業分類 | 産業用機械 / 建築土木資材 / 輸送機器 | ||
| 主要取引先 |
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