【消失鋳造における鋳型焼成の役割】

消失鋳造は3Dプリンターで造形した部品粗材形状の粉末積層モデルを石膏鋳型内に埋設して焼成した後に鋳造を行います。
粉末積層モデルの材料はPS（ポリスチレン）で、鋳造対応材料はアルミとマグネシウムになります。
消失鋳造と似ている工法で鋳鉄のロストフォームがあります。
こちらも部品粗材形状の発泡スチロールを鋳型内に埋設しますが、焼成は行わず、鉄を流すことで発泡スチロールを溶かしていき、鋳型内の発泡スチロールが鉄に置き換わっていきます。

鉄の場合はアルミよりも溶湯温度が高く、比重も重い為このような方法が可能になりますが、消失鋳造ではアルミのため溶湯温度が低く比重も軽いので、湯が廻り切らないリスクがあります。
その為、消失鋳造では鋳型内の粉末積層モデルを外から熱をかけて溶かして回収し、最後に焼成により完全に燃やしきってしまいます。
これによって消失鋳造では鋳型の中に部品粗材形状の空洞を作り、そこにアルミを流すことが可能になります。

【特徴】
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【対応素材】
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マグネシウム：ZE41、EV31、AM60など

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株式会社ニューテック
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