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精密部材の加工方法として、レーザー加工とプレス加工はよく比較されます。どちらも優れた特性を持ちますが、材料が複層化されると結果に大きな差が出ます。オーティスは、試作と量産の間に生じるこの“工法の境界”を理解し、複層材と自動化を両立できる加工設計でお客様の成果を支えています。
【なぜレーザーとプレスで結果が変わるのか?】
レーザー加工は、CADデータを基に高出力光を照射して材料を溶融・蒸発させる方法です。金型不要で初期費用が小さく、設計変更にも柔軟に対応できるため、スピード感のある試作には最適です。
しかし、複層材になると各層の熱伝導率が異なり、焦げ・変質・剥離が起きやすくなります。また、粘着層やフィルムを組み合わせた構造では、熱影響で断面が波打ち、次工程での貼り合わせ精度にも影響します。
一方、プレス加工は機械的な打ち抜き方式であり、熱による変質がありません。金型を介して均一な圧力で加工できるため、±0.05mm以下の寸法精度を安定して確保できます。
【複層材を量産品質で仕上げるプレス技術】
オーティスでは、粘着剤・フィルム・金属箔など異材を組み合わせた複層材に対し、独自の積層ラミネートと高精度プレスを連携させています。
自社設計の金型は刃先角度や深さを材質に合わせて調整でき、層ズレや歪みを抑えた外形まとめ抜きを実現。さらに真空ラミネートによる気泡レス積層で、部品間の段差やシワを防ぎます。
この工程設計により、レーザーでは難しい複層構造部材も量産レベルで安定加工が可能です。狭ピッチ設計や放熱・絶縁材など、精度と歩留まりが求められる領域でも信頼性を確保します。
【試作段階から量産を見据えたコスト設計】
レーザー加工は「イニシャルコストが小さいが、ランニングコストが高い」、プレス加工は「イニシャルコストが大きいが、量産で安価になる」という構造を持ちます。
オーティスでは、試作から量産までのコスト推移をシミュレーションし、工法転換の最適タイミングを設計段階で共有します。これにより、初期検証をレーザーで行い、量産ではプレスに切り替えるスムーズな工程移行を支援。製品立ち上げ時の歩留まり低下や再設計リスクを抑えます。
【自動化ラインと両立する加工供給形態】
プレス加工のもう一つの利点は「リール供給」にあります。オーティスでは、シート材料をリール化して自動実装に対応させる独自設備を保有。部品を台紙上で位置決めしながら抜き貼りすることで、工程の自動化と歩留まり安定を同時に支えています。
試作ではレーザーの柔軟さを活かし、量産ではプレス+リール供給による自動化へ――この一貫対応こそが、複層材時代の設計力を高める鍵です。
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【コラム監修】
角本 康司|オーティス株式会社 代表取締役。微細プレスや多層ラミネート等の量産立ち上げに長年携わり、年間100件超のご相談に現場と並走。工程内検査やトレーサビリティ設計、異物対策の標準化まで、設計〜量産の橋渡しを監修。最近はレーザー試作からプレス量産への移行設計にも注力しています。
| 会社名 |
オーティス 株式会社 (おーてぃす) |
エミダス会員番号 | 69715 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 岡山県 真庭市 |
| 電話番号 | 0867-42-3690 | FAX番号 | 0867-42-3694 |
| 資本金 | 3,000 万円 | 年間売上高 | 370,000 万円 |
| 社員数 | 400人 | 担当者 | 角本 康司 |
| 産業分類 | 通信機器 / 電子部品 / 医療機器 | ||
| 主要取引先 |
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