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【 りん青銅線について 】
りん青銅は、カタカナ表記で「リン青銅」、または漢字で「燐青銅」とも表記されますが、JIS規格では「りん青銅」とひらがな表記です。
りん青銅は、銅+すず+りんの三元合金で、電気伝導性、耐食性、めっき性に優れた材料です。
その特性から、電子機器や通信機器向けスプリングの材料として、よく用いられます。
また、りん青銅は、ピアノ線など他のばね材に比べて、柔らかく加工しやすい材料ですが、約250度で熱処理することで、硬度が増し「ばね性」が出ます。
これを、低温焼き鈍し硬化といいます。
りん青銅は、「線」と「板」で、JISの規格が少し異なります。
まず「線」ですが、意外なことに「ばね用りん青銅線」の規格がありません。
ただの「りん青銅線」しかないのです。
ですから、規格上は「りん青銅線」をばね成形後に熱処理し、硬度を上げて「ばね用」として用いていることになります。
りん青銅線は、写真のようにコイル巻きの状態で納入され、それを私たちメーカーがスプリング成形します。
JIS規格の「りん青銅線」には数種類の記号が載っていますが、市場で流通しているのは主に「C5191W」となります。
一方「板」の場合は、「りん青銅板」と「ばね用りん青銅板」の両方があります。
「りん青銅板」に矯正や熱処理を施して、「ばね用」として十分な硬さや平面度を付与したものが、「ばね用りん青銅板」です。
曲げを施さない平板の状態でも”板ばね”として用いられることがあるため、最初から硬さの出た「ばね用りん青銅板」の規格があるのでしょう。
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鶴岡発條株式会社
会社名 |
鶴岡発條 株式会社 (つるおかはつじょう) |
エミダス会員番号 | 66013 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 山形県 鶴岡市 |
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資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 30,000 万円 |
社員数 | 40人 | 担当者 | 氏家 彦一郎 |
産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 厨房 |
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